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API 経由の AI セッション、移行不可に——プロバイダ依存の設計が広がる

30秒で把握

  • 1OpenAI・Google・Anthropic が推論トークン・検索結果・状態を暗号化・サーバ保存し、ユーザがセッション全文をエクスポート不可に
  • 2従来の「トランスクリプト譲渡で別モデル継続」が破綻、ID 参照や復号化不可な blob でプロバイダ依存を強制
  • 3著者が「検査・エクスポート・リプレイ・監査・削除」5 テストを提示、セッション可搬性喪失をテスト可能に定義

要約

推論 API は従来、入出力とトランスクリプトをユーザが保有する設計が前提だったが、現在のプロバイダ各社は暗号化された推論トークン・隠蔽検索・プロバイダロック状態を返却し、セッションの可搬性を著しく失わせている。OpenAI の Responses API・Google の Gemini Interactions API は応答をサーバ保存し、ID 参照のみをクライアントに返す設計に移行した。推論トークンは Anthropic が署名付き暗号化で、OpenAI が encrypted_content で返却するため、ユーザは内容を複号化できず、別モデルへの引き継ぎも不可能だ。著者はセッション所有権の判定基準として「検査・エクスポート・リプレイ・監査・削除」の 5 テストを提示し、プロバイダ封印状態(provider-sealed state)ではこれらが失敗するため、長期的にはユーザが自分の AI 対話履歴を失うリスクを警告している。

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